NJ9Rさん設計のアンテナアナライザーを製作し、その性能に満足な結果が得られました。
製作中に気づいた事ですが、TFT-ILI9341が結構高かった。
PCで接続すればTFTはいらない事に気づき、TFT無しのアンテナアナライザーを作りました。
回路図はここ
$50 Antenna Analyzer
リンク先でデータが消えましたので、下記アドレスを参照下さい。
https://github.com/ardugnome/Antenna-Analyzer-Si5351
使用部品
・ARDUINO NANO (中華製)\500-
・SI5351A \500-
・HTC LM358
・BNC コネクター
・抵抗で直結すれば良いのだがVR(10K)を実装
・50Ωの抵抗が無いので、51Ωを実装
・5KΩの抵抗が無いので2.4KΩ+2.4KΩ=4.8KΩ
・648Ωの抵抗が無いので680Ωを実装
使用方法
・PCのUSBに接続する。
・ARDUINO NANOのLEDがチカチカ点灯したら、PCのVNAのソフト
を立ち上げる。
・USBのディバイスが見つからない場合ドライバのインストールが必要。
・ARDUINO IDEが入っていないPCだとドライバのインストールが必要。
・中華製ARDUINO NANOはCH340を使っている事が多い。
14MHzデルタループアンテナの測定値
3.5MHzデルタループアンテナの測定値
TFT無しの方が性能が良いみたいです。
配線が短いことが理由かも??
$10 Antenna Analyzer 完成です。
部品の点数は少ないのでユニバーサル基板で作っても良いのですが
配線が多くなるので、プリント基板を作りました。
プリント基板はPCBEを使って手書きして、版下印刷で反転印刷してそれを千枚通しでプロットします。
それをマジックペンでパターンを手書きしています。
それをマジックペンでパターンを手書きしています。
そのあと、エッチング、1mmドリルで穴開けしプリント基板の完成です。
基板が完成したら部品取り付け、半田付けして完成です。
更に探したら、NJ9Rさんの記事を発見しました。
SI5351Aを使用したアンテナアナライザーの製作
アンテナアナライザーの製作記事をネットを調べてもDDSにSI5351Aを使用した記事が少なく、
DG7EAOさんのアンテナアナライザ MKIIを発見しました。
DG7EAOさんのアンテナアナライザ MKIIを発見しました。
基本はK6BEZさんの回路からDDSをSI5351Aに変更、更に入力のオペアンプを省略
した設計となっています。
更に探したら、NJ9Rさんの記事を発見しました。
NJ9Rさん $50 Antenna Analyzer
周波数、スキャン幅はVRで設定出来る回路となっており、部品のILI9341や
SI5351Aは秋月電子通商より購入し早速製作しました。
しかし、すぐには動きませんでした。
1.ILI9341は3.3Vで動かすか5.0Vで動かすか、基板の裏にジャンパーがありました。
購入時ジャンパーなしの3.3Vモードになっています。
この状態で5.0Vモードで動かしても表示が正常にされませんでした。
スケッチ例adafruit ili9341 graphicstest は何故か動きました。 TFT-ILI9341は動かない。
このジャンパーを見つけるまで相当時間がかかりました。
2.SI5351AのSCL,SDA信号ラインを10KΩで5Vにプルアップする。
上記、2点の問題を解決し無事動作しました。
秋月電子通商
スタンドアロンでは帯域幅が小さく、全体が見えないのでPC版VNAのソフトを接続しましたら、
全体のSWRが見え予想以上の性能で非常に満足できるものでした。
全体のSWRが見え予想以上の性能で非常に満足できるものでした。
14MHzのデルタループアンテナに7MHzの電波を発射するのですがアンテナカプラーを使わなくても
SWR1.0になっている事がこれで確認できました。
SWR1.0になっている事がこれで確認できました。
PS:完成した後にわかった事ですが、ILI9431のディスプレイが結構高いです。
ディスプレイを外して、ブリッジとSI5351とARDUINO NANOで組み立て、PCで接続すれば\1,500円位で
アンテナアナライザーは完成します。
アンテナアナライザーは完成します。
2階建ての家の屋根のひさしに給電点、約5mH 3角形の底辺は物干竿4mHで14MHz用の
デルタループアンテナを張っています。
デルタループアンテナを張っています。
参考にSWRを添付します。
また、北側に3.5MHz用のデルタループアンテナを張っています。